borrow 〜 whole cloth

まるまる借用する "Most people have no idea that great chunks of the rituals of the Christian religion were borrowed whole cloth from the Egyptian religion."

shilly-shally

《口》 ―n. 優柔不断、ためらい。 ―vi (些細なことに)ためらう、ぐずぐずしている。 ―a, adv ぐずぐずする[して]。 "There is no use in this shilly-shally way of yours."

自分の過去を、強制と困窮の産物として眺めることのことのできる者がいるなら、そうした者だけが過去を、あらゆる現在において最高度に、自分にとって価値あるものとなしうるだろう。というのも、ひとりの人が生きてきた過去とは、せいぜいのところ、輸送の…

catch-as-catch-can

a, adv: 《口》手段を選ばない[選んでいられない]、手当たりしだいの[に]、計画性のない、行き当たりばったりの[に]、その日暮らしの[に] "My wife did . . . provide the more dependable contributions to our income while mine came catch-as-catch-can."

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)作者: 荻上チキ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/10/01メディア: 新書購入: 18人 クリック: 298回この商品を含むブログ (169件) を見るこの筆者の人の人文系情報サイトはずいぶん前に興味深く覗かせ…

『地獄の英雄』(1951年)

"Ace in the Hole" 監督ビリー・ワイルダー。 タブロイド・ジャーナリズムやメディア・サーカスを題材としながら、主人公とファム・ファタルの描写および陰影の効いた映像においてまぎれもなくフィルム・ノワールの刻印を持つ映画。その扇情的なジャーナリズ…

『ジャズ・シンガー』(1927年)

"The Jazz Singer" 監督アラン・クロスランド。 サイレントとトーキーを橋渡しするヴァイタフォンの代表的映画だが、その技術的ぎこちなさ、二つの違うシステムがむりやりひとつにまとめ上げられている点がかえって魅力的といえるかもしれない。後半あらわれ…

『君去りし後』(1944年)

"Since You Went Away" 監督ジョン・クロムウェル。 第二次大戦中に出征した夫ティムを待つ妻アン(クローデット・コルベール)とその二人の娘ジェイン(ジェニファー・ジョーンズ)とブリッグ(シャーリー・テンプル)を中心に描くメロドラマ。3時間近い大…

『影なき男』(1934年)

"The Thin Man" 監督W・S・ヴァン・ダイク二世。 ウィリアム・パウエルとマーナ・ロイが探偵夫婦を演じているのだが、一方で後のフィルム・ノワールを予見しつつ、他方でスクリューボールコメディにもなっていてジャンル的に区分のしづらい映画だ。原作者…

『ハーヴェイ』(1950年)

"Harvey" 監督ヘンリー・コスター。 ジェームズ・スチュワートが、身長2メートルの他の人には見えないウサギ「ハーヴィ」を友人とする男を演じるコメディ。 戦後から40年代末にかけて精神科を舞台とした映画がいくつも作られたが(『白い恐怖』(ヒッチコッ…

『砂塵』(1939年)

"Destry Rides Again" 監督ジョージ・マーシャル。 面白い。 よく言われることだが、1939年というのはハリウッド映画史上異常な年で、『風と共に去りぬ』と『駅馬車』という記念碑的な作品が公開されただけでなく、佳作レヴェルの作品を挙げても、『スミス都…

『ジェーン・エア』(1944年)

"Jane Eyre" 監督ロバート・スティーヴンソン。 この映画でオーソン・ウェルズはどの程度演出の部分に関わっているんだろう、と思わずにはいられなかった。ジェーン・エア役のジョーン・フォンテインとロチェスター役のウェルズは別にしても、撮影がジョージ…

『飾り窓の女』(1944年)

"The Woman in the Window" 監督フリッツ・ラング。 プレミンジャーの『ローラ』と同時期に公開され、『ローラ』と同様に、絵画に描かれた美女が本当に現れるという場面がキーとなるノワール。以下ネタバレを含む。 この映画のいわゆる「夢落ち」に関しては…

『恋のページェント』(1934年)

"The Scarlet Empress" 監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ。 スタンバーグがマレーネ・ディートリッヒと組んで作った歴史劇。プロシアの貴族の娘ゾフィー(ディートリッヒ)がロシアの皇太子ピョートル(サム・ジャッフェ)に嫁ぎ、女帝エリザヴェータと頭…

『ブレージングサドル』(1974年)

"Blazing Saddles" 監督メル・ブルックス。 いいなぁ、この風刺。 政治家の策略により黒人が西部の小さな街の保安官として送り込まれるが、最後は町の住民と黒人が結束して政治家たちを打ち倒すという物語枠組みの西部劇コメディ。悪い支配者から新任の保安…

"Their Eyes were Watching God" (2005)

TV

ゾラ・ニール・ハーストンの同名の原作(1937年)の映像化ということで楽しみにしていたが、残念な出来だった。基本的には原作にある重要な場面をつなぎ合わせることでわかりやすいラヴストーリーを組み上げている感じ。だから原作の最後の法廷の場面などは…

『歩道の終わる所』(1950年)

"Where the Sidewalk Ends" 監督オットー・プレミンジャー。 プレミンジャーが『ローラ殺人事件』(1944年)のデイナ・アンドリューズとジーン・ティアニーと再び組んだフィルム・ノワール。 ニューヨーク。アンドリューズ演じる粗暴な警官マーク・ディクソ…

『出獄』(1948年)

"Call Northside 777" 監督ヘンリー・ハサウェイ。 実際に起きた事件に基づいた「ドキュノワール」。ジェームズ・スチュワートが、シカゴで11年前(1932年)に起きた警官殺し事件で容疑を掛けられ収監されたポーランド系移民フランク・ウィチェック(リチャ…

『苦い報酬』(1948年)

"Force of Evil" 監督エイブラハム・ポロンスキー。 ケインとアベルのような対照的な兄と弟の対立関係を中心としたフィルム・ノワール。 ウォール街。物語は独立記念日の前日から始まる。独立記念日の日に数当て賭博の番号を不正に操作して(1776年のアメリ…

『四十二番街』(1933年)

"42nd Street" 監督ロイド・ベーコン。 33年に振付師/舞台監督(?)バズビー・バークリーが関わったバックステージ物のひとつ。この映画が三月公開で、五月公開の『ゴールド・ディガーズ』では、ジンジャー・ロジャース、ディック・パウエル、ルビー・キー…

"The Long, Long Trailer" (1954)

監督ヴィンセント・ミネリ。 テレビ番組『アイ・ラブ・ルーシー』の人気カップルで実際に夫婦であったルシル・ボールとデジ・アーナズが新婚カップルを演じるコメディ。妻のわがままでトレイラーハウスを買ってカリフォルニアからコロラドまでハネムーンに出…

『街の野獣』(1950年)

"Night and the City" 監督ジュールズ・ダッシン。 非米活動委員会の追及を逃れてイギリスに逃れたダッシンが、ハリウッド資本で撮ったロンドンを舞台としたフィルム・ノワール。プロレス興行で一攫千金を狙うアンチヒーロー、ハリー・ファビアン(リチャー…

『ゴールド・ディガーズ』(1933年)

"Gold Diggers of 1933" 監督マーヴィン・ルロイ。 『四十二番街』と同年に振付師バスビー・バークリーが関わったバックステージもののミュージカル。たくさんの人間を幾何学的に動かしていく演出のヴァリエーションの多様さ、そのアイディアの豊富さには驚か…

『極楽特急』(1932年)

"Trouble in Paradise" 監督エルンスト・ルビッチ。 プロダクション・コード発効以前の作品で、発効以後は、犯罪者が罰せられないまま逃げおおせてしまうという展開と快楽主義的な傾向(それは"I like to take my fun and leave it"というセリフに要約される)…

『果てしなき航路』(1940年)

"The Long Voyage Home" 監督ジョン・フォード。 一時は船乗りだったユージン・オニールのいくつかの初期戯曲を組み合わせて映画化。カリブ海からヨーロッパへTNT爆弾を運ぶことになった船での多国籍の船員たちを描くというのが映画の大枠だけど、ここでの主…

『剃刀の刃』(1946年)

"Razor's Edge" 監督エドマンド・グールディング なんか変な映画だ。ジーン・ティアニー、タイロン・パワー、クリフトン・ウェッブ、アン・バクスター、ハーバート・マーシャルとやたらと豪華なキャストで、ティアニーとウェッブの演技は素晴らしいし、バク…

『決断の3時10分』(1957年)

"3:10 to Yuma" 監督デルマー・デイヴィス。 アリゾナ州。強盗団のボス(グレン・フォード)と、彼をユマ行き3時10分発の汽車に乗せるため護送に協力する貧乏牧場主(ヴァン・ヘフリン)。 男たちが吸うタバコ→フォードとヘフリンのあいだで何度も手渡される…

{movie]『痴人の愛』(1934年)

"Of Human Bondage" 監督ジョン・クロムウェル。 ベティ・デイヴィスの悪女ぶりがプロダクション・コード発効以前の時期(1929-34年)の名残りを感じさせる作品で、デイヴィスをスターダムに押し上げた作品でもある。二年後に再びレスリー・ハワードと組んだ…

『深夜復讐便』(1949年)

"Thieves' Highway" 監督ジュールズ・ダッシン。 この映画好きだなぁ。 長距離トラック運転手を描き方がラオール・ウォルシュの"They Drive by Night" (1940)に似ていると思ったら、両方ともA.I.ベゼリデスの小説を基にしていた(この映画では脚本も担当)。…

『裸の拍車』(1953年)

"The Naked Spur" 監督アンソニー・マン。 南北戦争後の西部。一人の賞金首(ロバート・ライアン)とそれに付き添う女(ジャネット・リー)と彼をカンザスまで連れて行く三人の男(ジェームズ・スチュワートetc.)。賞金$5000のために三人の男は結束しつつお…