2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『犯罪王リコ』(1930年)

犯罪王リコ 特別版 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2005/02/04メディア: DVD クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見る"Little Caesar" 監督マーヴィン・ルロイ。 『The Warner Gangsters Collection』(2005)のなかの一本…

ハリケーン・リタきたる。幸い直撃はなさそうだ。

『汚れた顔の天使』(1938年)

汚れた顔の天使 特別版 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2005/02/04メディア: DVDこの商品を含むブログ (3件) を見る"Angels with Dirty Faces" 監督マイケル・カーティス。 『The Warner Gangsters Collection』(2005)のなかの一…

『待ち伏せ』(1970年)

監督・稲垣浩。英語タイトル"Incident at Blood Pass" 1970年、勝新と三船がお互いの映画に出る約束をした。三船がでた勝新の映画が『座頭市と用心棒』で、勝新がでた三船の映画がこの『待ち伏せ』とのこと。 三州峠の茶屋に、なにが目的かわからないまま、…

『レディ・イヴ』(1941年)

"The Lady Eve" 監督プレストン・スタージェス。 これだけ主演男優と主演女優の顔が並んでいるショットの総計時間の長い映画も珍しいのではないか。ヘンリー・フォンダとバーバラ・スタンウィックの顔の表情とセリフだけで画面に引き付けられてしまう。あと…

『激怒』(1936年)

"Fury" フリッツ・ラングのアメリカでの初監督作品。 「Controvertial Classics Collection」(Warner, 2005)のなかの一本。 面白い。構成は大きく分けて前半と後半に分かれる。前半では、平凡な機械工ジョー・ウィルソン(スペンサー・トレイシー)が、フ…

『座頭市血笑旅』(1964年)

シリーズ第八作。監督・三隅研次。英語タイトル"Fight, Zatoichi, Fight" 『子連れ狼・座頭市』とでも言ったほうがいいかもしれない。後の第24作目『新座頭市物語 折れた杖』(1972年)と同じように、冒頭で、予期せぬ出来事によって市のために人が死に、市…

ロバート・ワイズ監督死去

14日。享年91。

『風と共に散る』(1956年)

"Written on the Wind" 監督ダグラス・サーク。 現代のメロドラマと比べてその展開の速さ、密度に戸惑う。特にドロシー・マローンが出てくる場面での暴力性の高さには驚かざるを得ない。バーでの喧嘩の場面の暴力性は並みの西部劇の比ではないし、そしてなん…

『東京流れ者』(1966年)

監督・鈴木清順。英語タイトル"Tokyo Drifter" 鈴木清順の構図主義の極致。多層状の建築構造とガラス張りの多用によって作り出されたアクロバティックな画面構成は素晴らしく新鮮だ。しかしそれがやや行き過ぎの印象も否めない。あまりに平面的でフォルマリ…

『欲望の果て』(『ブロンドの殺人者』)(1944年)

"Murder, My Sweet" 監督エドワード・ドミトリク。 「Film Noir Classic Collection」(Warner, 2004)のなかの一本。 原作はレイモンド・チャンドラーのFarewell, My Lovely(『さらば愛しき女よ』)。主演のディック・パウエルがミュージカル俳優だったた…

『罠』(1949年)

"The Set-Up" 監督ロバート・ワイズ。 「Film Noir Classic Collection」(Warner, 2004)のなかの一本だが、むしろボクシング映画の先駆といったほうがわかりやすい。 中年の盛りをすぎたボクサー(ロバート・ライアン)が、自分が負けるように予定されたペ…

『拳銃魔』(1949年)

"Gun Crazy" ("Deadly is the Female") 監督ジョゼフ・H・ルイス。 「Film Noir Classic Collection」(Warner, 2004)のなかの一本。 これは面白い。 拳銃フェチのため、少年時代に拳銃を盗み施設に入れられていたことのあるバート(ジョン・ドール)は、…

『アスファルト・ジャングル』(1950年)

"The Asphalt Jungle" 監督ジョン・ヒューストン。 「Film Noir Classic Collection」(Warner, 2004)のなかの一本だが、ノワールというより犯罪映画というほうが正確かもしれない。そしてそのジャンルにおいてはもっともよくできた模範的な作品だと思う。 …